小樽運河

1.事前準備
 小樽市ホームページの バリアフリーマップ で駐車場等を確認しました。

  

2.小樽市まで
 自宅から小樽へはいつもどおり、自家用車での単独行です。 下の地図にある第3号埠頭の観光駐車場を使いました。 ここは一回500円なので長時間駐車する場合に便利です。 駐車場から運河まで5分ほど、色内大通りまでも10分足らずで、中央橋付近の5%ほどが最急箇所でした。

3.市内観光
 小樽市は坂の町と呼ばれ、その通りですが主要な観光スポットは比較的勾配の小さな通り沿いにあります。 今回通った道路とその勾配を下図に示します。 通過区間で勾配の示していないのは、勾配の負荷が少ない区間です。 往路または復路の通過区間以外はすべて未調査です。
 写真撮影と勾配とを調査しながらまわった行程を、各地点の通過時刻と共に下表に示しました。
 
 番号
  場  所
 時刻
 
 
 
 
 
 
 往路
  ①
 三号埠頭駐車場
11時
00分
 
  ②
 中央橋
 
04分
 
  ③
 色内大通り交差点
 
07分
 
  ④
 JR小樽駅
 
28分
 
  ⑤
 地獄坂分岐点
 
40分
 
  ⑥
 一番街寿司屋通り交差点
12時
03分
 
  ⑦
 寿司屋通り堺町通り交差点
 
11分
 
  ⑧
 堺町通り
  
20分
 
  ⑨
 メルヘン交差点
 
32分
 
 
 
 
 
 復路
  ①
 メルヘン交差点
  
36分
 
  ②
 北一プラザ
 
40分
 
  ③
 臨港線
 
50分
 
  ④
 かま栄
 
56分
 
  ⑤
 出抜小路
13時
02分
 
  ⑥
 運河プラザ
 
17分
 
  ⑦
 竜宮橋
 
22分
 
  ⑧
 浅草橋近く
 
49分
 
  ⑨
 観光船乗り場
 
55分
 
 
 
 
 

 運河に並行する二つの通りに歴史を感じさせる建物が集中します。
《色内大通》
 この通りは古い建物群が立ち並び、土産屋が集中します。 図中で青の⑦より右側にも見所が続きます。 この通りは勾配箇所が少なく歩道も概ね整備され、車イスでの走行に負担の少ない経路です。
《運河沿い散策路》
 運河沿いに散策路が整備してあり、運河の風情と石造り倉庫群が楽しめます。 ただし、橋ごとに車道の高さまに戻るため、勾配8%ほどの傾斜路を上り下りします。
 この区間は目地の深い石畳で路面の凹凸が大きいため、勾配のない区間でも走行抵抗がかなりあります。
 調査区間内で石畳舗装の歩道を図中に赤色の破線で示しましたが、それが調査区間外にも伸びます。
4.付帯設備
 車イスで利用できるトイレが商業施設他にありますので、 バリアフリーマップでご確認ください。
 調査日に運河沿いにある公衆トイレが強い臭気がありました。 色内大通りの商業施設のトイレのほうが清潔感が高くお勧めです。
5.公共交通機関によるアクセス
 JR北海道の 小樽駅 は線路が高架ですが、ホームから改札階へのエレベータがない由です。 ただし、エスカレータが車イス対応の由なので、乗車駅で小樽駅下車と告げれば対応してくれるものと思われます。

6.コメント
 地図に所要時間を示したのは、感覚的な距離と実際とに差があるからです。 駐車場から運河までの5分と、古い建物群の並ぶ道の20分と、運河沿いの石畳区間の5分間を比べるなら、感覚距離は20分が最短です。