積丹町 神威岬

1.事前準備
 神威岬の遊歩道の整備状況を カムイ岬ガイド で概要を確認しました。

  

2.神威岬まで
 札幌市から神威岬へは自家用車で移動です。観光の盛期ですが、道は空いており2時間と少しで着きました。 障害者用駐車スペースは岬への遊歩道の始点に近い場所ですぐに分かりました。
3.岬への遊歩道
 駐車場横にある広場から遊歩道がありますが、はじめの縦断勾配が15%と急でした。 舗装面はゴム系の弾性舗装で幅員1.6mほどです。 勾配が限界近くでしたが、上体を膝につけるようにして登りきりました。
 その先が踊り場なしの急坂路です。 遊歩道の始めに比べると延長が長いものの、勾配が緩やかなので独りで登り始めました。 厳しい傾斜に時々止まり、勾配を計測しながら進みました。 その様子を見かね夫婦が声をかけてくれました。 実のところ一杯一杯だったので、好意に甘えました。
 ご主人は30代前半の男性ですが、坂を上るにつれ息遣いが荒くなります。 そこで、所々で止めていただき、何度も勾配を計測しました。 この区間の勾配は一見緩そうに見えますが概ね12~15%でした。
 駐車場から見える傾斜路を登りきると平場があり、HPある「女人禁制の門」でした。 女性も先に進めますが、舗装が終わることと段差や階段ので今なら「移動制約者禁制の門」です。
 今回の調査はここまでとして急坂を戻りました。

4.付帯設備
 駐車場にある公衆トイレに階段があり車イスでの使用は無理です。 レストハウス内に車イス対応トイレがありました。 ここを使うのであればレストハウスの営業時間の確認が必要です。
5.公共交通機関によるアクセス
 小樽市内から 北海道中央バス が運行します。ただし、運行するバスの車種や、車イスでの乗車可能性については不明です。

6.コメント
 地形条件が厳しいため、車イスでの観光には制約の大きな場所です。 支援者がいれば「女人禁制の門」まで進め、岬の雰囲気程度は味えそうです。