札幌円山球場
高校野球春季大会札幌支部

1.事前準備
 北海道のバリアフリー情報で 円山球場 に観客用エレベータと車イス対応トイレを確認しました。 同ページにある連絡先に電話すると、車イスで見られる席数が限られるも、設備の整うとのことです。 車イス用駐車スペースは通常円山動物園の有料駐車場2箇所のいずれかを利用してもらう由。 ただ、球場前にも障害者用スペースがあり、空いていたら使える由で、電話確認が要るとの案内でした。

  

2.野球場まで
 観戦当日に自動車の駐車の可否う電話確認したら、車イス用のスペースが空いているとの返事でした。 球場構内に着くと入口に誘導員がおらずフリーパスでした。 球場と陸上競技場の周囲に多くの車が駐車してあり、奥に進むとトラロープで止められました。 球場事務室での案内内容を告げると中に通してくれ、球場正面玄関脇に車イス用スペースがバリケードで囲ってありました。
 自家用車を駐車して玄関からロビーに入ると、案内看板が目に入ります。矢印の方向に扉があり、その部屋の中に2階へのエレベータがあります。
 エレベータで2階に上ると観客席に繋がるホールに出ました。ホールからすぐに観客席に繋がる高低差60~70cm程、勾配8%程の傾斜路があります。 観客席に車イス用観覧席が10台分ほどあります。
3.野球場での観戦
 車イス用客席がバックネット裏でグラウンドに近く観戦に絶好です。
4.付帯設備
 2階のエレベータ乗降口の隣に車イス対応トイレがあります。
5.公共交通機関によるアクセス
 札幌市の円山球場案内によると、地下鉄東西線 円山公園駅 から徒歩12分の由です。しかし、途中には坂道があり、車イスの単独行ですと骨かも。 他方、円山公園内の園路に詳しく、季節のよい好天の日で、支援者と一緒なら気持ちのよい移動区間になります。

6.コメント
 高校野球の春季大会は甲子園と関係なく、札幌支部の二回戦なので観客が少なそうでしたが、想像を越える観客数でした。 この日は車イスの観戦者が一人でしたが、人気カードなら一杯になるとの話しもうなずけます。
 一台だけの専用スペースがなければ、円山動物園の駐車場のいずれかを使わねばなりません。 ただ、一般駐車場が近いほうでも、標高差が2m近くあり、入口まで迂回が必要です。時々10席がすべて埋まるのなら、車イス使用者用の駐車空間がもっと要りそうです。
 自家用車で一人でお出かけの折は、事前に駐車スペースの有無の事前確認をお勧めします。