アルテピアッツァ美唄
1.事前準備
アルテピアッツァの ホームセンター で車での走行経路確認しました。
アルテピアッツァの ホームセンター で車での走行経路確認しました。
2.アルテピアッツァまで
道行きはこのたびも自家用車での単独行です。
札幌市から国道12号を北上し美唄市街を走行中に、高速道路の美唄インターの案内標識があります。その交差点を右折して、高速道路をくぐって道なりに進みました。 国道の交差点から4㎞ほどで右手に駐車場の看板が見つかります。
道行きはこのたびも自家用車での単独行です。
札幌市から国道12号を北上し美唄市街を走行中に、高速道路の美唄インターの案内標識があります。その交差点を右折して、高速道路をくぐって道なりに進みました。 国道の交差点から4㎞ほどで右手に駐車場の看板が見つかります。
3.アルテピアッツァ美唄
札幌市内から自動車で1時間半程の距離にあるテピアッツァの紹介です。同施設は同市出身の彫刻家安田侃氏の作品を納めた芸術文化交流施設、彫刻広場です。
展示は丘陵の裾野に広がり、大小のうねりのある斜面、里山と安田氏の作品で構成します。 車イスでの鑑賞にはいささか過酷な部分もあり、運動能力如何で活動できる領域が異なります。 しかし、とても緩やかなときの流れが感じられる場所であり、必要な支援ができる方との同行お勧めます。
札幌市内から自動車で1時間半程の距離にあるテピアッツァの紹介です。同施設は同市出身の彫刻家安田侃氏の作品を納めた芸術文化交流施設、彫刻広場です。
展示は丘陵の裾野に広がり、大小のうねりのある斜面、里山と安田氏の作品で構成します。 車イスでの鑑賞にはいささか過酷な部分もあり、運動能力如何で活動できる領域が異なります。 しかし、とても緩やかなときの流れが感じられる場所であり、必要な支援ができる方との同行お勧めます。
車イスでの利用の観点から、広場は下段と上段に分けられます。両方を楽しむには標高差のため自動車で駐車場を移動する必要があるからです。
下段にアートスペース、ギャラリーのほか、野外に安田氏の作品群があります。広場は勾配がある上に芝生部分も多く、車イスでの移動負荷が大きなものでした。
下段にアートスペース、ギャラリーのほか、野外に安田氏の作品群があります。広場は勾配がある上に芝生部分も多く、車イスでの移動負荷が大きなものでした。
下段広場内に入りすぐの箇所にアートスペースがあります。
屋外展示で印象深かったのは水の広場です。水音は場に特有な音質、音量に、ときの揺らぎを重ね、四次元の世界を感じさせました。
下段広場にある栄幼稚園の2階に市民ギャラリーがあり、安田氏の作品も展示してあります。
2階へは栄幼稚園の玄関を入り、廊下への扉を越えて、階段ホールのへ扉の先にあるインターフォンを使います。学芸員が階段昇降機で運んでくれました。
上段の広場は駐車場から急勾配が続くので、支援が必要な方も多いでしょう。
印象的だったのは音の広場です。ここでは数種の鳥の鳴き声が聞こえ、風が木々やササを揺らす音が聞こえます。
森から水車が軋むような、木をタップするような音が数秒間繰り返し聞こえました。キツツキだったのでしょうか?
また、谷側に移ると雪解け水が、涼やかな音を立てていました。
4.付帯設備
施設内に車イスで使えるトイレが3箇所あります。下段のアートスペース、栄幼稚園および上段の喫茶店内です。 トイレはすべて建物内ですので、時間外は施錠されます。
施設内に車イスで使えるトイレが3箇所あります。下段のアートスペース、栄幼稚園および上段の喫茶店内です。 トイレはすべて建物内ですので、時間外は施錠されます。
6.コメント
ユニバーサル・デザインを研究し、かつ車イス使用者として、このようなケースに考える問題意識は二つあります。 第一に来園者の一部が使えない区域を作ることに必然性があるか。第二にその必然性を受け入れざるを得ないサービスがあるかです。
第一の観点に関しては、この広場が安田氏の作品を並べて見せる美術館ではなく、丘、川や森、そこに息づく鳥や虫、 季節とともに変わる風や光と一体としてあることを考えるなら疑問の余地がありません。
第二の点もこの丘全体が一定の意図に基づき作られていること、地方財政の逼迫や広場の無料開放の事情を考えると必然性があります。
ただ、部分的に園路を整えるだけで利用できる人の範囲は拡大できます。 栄幼稚園の前を通り、その裏側から水の広場の上に出る園路を舗装するなら、景観的な悪影響を少なく済ませられます。 丘と斜面をキャンパスと見立て園路を見せたり隠したり、またそこを通る人々に水音の変化を感じさせる演出もできます。芸術的な観点を棚上げして、UD研究者で車イス使用者の視点です。
ユニバーサル・デザインを研究し、かつ車イス使用者として、このようなケースに考える問題意識は二つあります。 第一に来園者の一部が使えない区域を作ることに必然性があるか。第二にその必然性を受け入れざるを得ないサービスがあるかです。
第一の観点に関しては、この広場が安田氏の作品を並べて見せる美術館ではなく、丘、川や森、そこに息づく鳥や虫、 季節とともに変わる風や光と一体としてあることを考えるなら疑問の余地がありません。
第二の点もこの丘全体が一定の意図に基づき作られていること、地方財政の逼迫や広場の無料開放の事情を考えると必然性があります。
ただ、部分的に園路を整えるだけで利用できる人の範囲は拡大できます。 栄幼稚園の前を通り、その裏側から水の広場の上に出る園路を舗装するなら、景観的な悪影響を少なく済ませられます。 丘と斜面をキャンパスと見立て園路を見せたり隠したり、またそこを通る人々に水音の変化を感じさせる演出もできます。芸術的な観点を棚上げして、UD研究者で車イス使用者の視点です。